さて、いかがでしたでしょうか?
単に室温を確認するだけならば温度計でも問題ありませんが、水分補給を定期的に促してくれるこの熱中症対策センサーであれば、一定時間(今回は1時間)ごとにLEDでチカチカと知らせてくれるので、水分補給を忘れることがなくなります。
じっーと何時間もPCの画面を見つめていても目に悪いですし、肩も凝ります。休憩・息抜きの目安としても活用できそうですね!
本稿を参考に、皆さんも熱中症対策センサーを作ってみてはいかがでしょうか。今回紹介したスケッチは以下からダウンロード可能です。まだまだ暑いですが、小まめに水分を補給し、残暑を健康的に乗り切りましょう!
>>スケッチ(mono03_temperature.zip)のダウンロードはこちら
今回は、複数のLEDと温度センサーを組み合わせてみました。複数のLEDはアイデア次第でいろいろな使い方が考えられます。例えば「ゲームは、1日1時間まで!」と子どもと約束したときに、10分ごとにLEDが点灯していくタイマーを作ってあげるのはどうでしょうか? また「1つのポーズに10秒かけて、しっかりとストレッチしたい」と思ったら、5つのLEDを2秒ごとに点ければOKですね。もちろん、お湯を注いだ後に3分たったら知らせてくれる「カップラーメンタイマー」も自作できます!
さらにそこへ「音」を追加したら、もっといろいろなことができそうですね。というわけで、次回は「ブザー」を使ってみたいと思います。お楽しみに! (次回に続く)
Arduinoによるフィジカルコンピューティング
〜オープンソースハードウェアと製品開発の未来〜
Arduinoは、2005年にイタリアで発足したプロジェクトから誕生した。電子工作やプログラミング経験がないアート系の学生向け教材から発展したため、できるだけ簡単にモノづくりを体験できるよう工夫されている。これがMAKERムーブメントとも相まって、世界中に“開発者”を生み出している。
今回、そのArduinoの創設者であるMassimo Banzi(マッシモ・バンジ)氏から、そうしたオープンソースハードウェアの現状と、これからの製品開発についてのメッセージをお届けする。
また、特別ナビゲーターとして株式会社鳥人間の久川氏にもご登場いただき、Arduinoによる具体的な開発事例についてお伺いする。
※参加予定EXPOとして「組み込み開発&エレクトロニクスゾーン」をチェックしてください!!
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