携帯電話用センサの設計・開発からの転職転職成功事例(1/2 ページ)

携帯電話用センサの新製品の開発に携わっていた大前さん(仮名)。「自分のキャリアと完全にマッチしない」と思いつつも、キャリアアドバイザーが一押しする企業の面接に参加。将来的に大きな可能性を感じられる製品開発の仕事を任されることになりました。

» 2013年10月11日 10時00分 公開
[MONOist]
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本記事はパソナが運営する人材紹介サービスブランド「パソナキャリア」の記事に加筆・修正して転載しています。




大前さん(仮名 30歳 男性)

大学院を修了後、小型電子部品メーカーに就職して携帯電話用センサなどの開発に従事。新製品開発に成功して手応えを感じつつも、モノづくりに対する強いこだわりと技術者としてもっとステップアップしたいという思いから、転職を決意しました。将来的にはマネジメントの知識も身に付け、広い視野を持ったエンジニアになることを目指しています。

前職   携帯電話用センサの設計・開発

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現職   電子デバイスの設計・開発


転職を考えたきっかけは何ですか?

 実は、数年前に人材紹介会社に登録したことがあるのですが、当時は仕事上の成功体験がなく、自分を売り込むための材料が不足していました。「何としても1つの仕事を成功させなければ」と強く思い、もう少し目の前の仕事を頑張ってみることにしたのです。そのうちに、携帯電話用センサの新製品の開発に携わることになり、会社の主力製品にまで成長させることができました。開発から生産立ち上げまで中心メンバーとして関わったことがステップアップに向けた大きな自信につながりました。

 その後、もっといろいろな仕事をしたいと思い、数種類の製品開発を手掛けましたが、なかなか満足いかず、「作り足りない」という気持ちが心のどこかにありました。技術力をベースにした製品は作り込んでいくほど価値の高い商品が出来上がるのですが、当時の勤務先ではそれを行う機会が少なかったのです。そこで本格的に転職を決意しました。

どのように転職活動をされましたか?

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 複数の人材紹介会社に登録しましたが、一番早く内定が決まったのがパソナキャリアからの紹介でした。さまざまな情報を持っていますし、スピード感の面で優れているというのは強く感じましたね。

今度入社する会社を選んだ理由は何ですか?

 キャリアを生かせる電子デバイス、センサ関係の会社に絞って探していた中でも製品の作り込み方、開発力、経営力などが非常に優れている点が決め手となりました。

 私のキャリアと完全にマッチしない部分もあったのですが、キャリアアドバイザーから強く勧められて面接してみたのです。すると、その企業ではMEMSセンサの開発に今後注力するということが分かりました。

 MEMSセンサは前職では競合製品でしたので、いろいろ調べたことがあり、将来的に大きな可能性のある製品だと分かっていたので、非常に魅力を感じました。

 面接では、私がセンサの開発を手掛けてきたという点に興味を持っていただき、多くの質問を受けました。

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