「確実なモノづくりを支援」――Armadilloがさらに使いやすく! 組み込みやすく!ET2013ニュース(2/2 ページ)

» 2013年11月21日 17時10分 公開
[八木沢篤,MONOist]
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どこにもで組み込めるArmadillo登場!

 「同じ機能でこんなに小さく」というキャッチコピーで訴求していたのが、先日発表されたばかりのArmadillo-410だ。「Armadillo-400シリーズ」の最新ラインアップで、従来品と同様、400MHzのARM9コアベースのアプリケーションプロセッサ「i.MX257」(フリースケール・セミコンダクタ製)を搭載する。モジュール本体のサイズは、40×50×5.2mmと小型・薄型を実現しており、「さまざまな機器に組み込んで利用することができる」(説明員)という。展示会場では、「Armadillo-440」との比較展示がされていた。


「Armadillo-440」との比較 左が従来製品の「Armadillo-440」で、右が「Armadillo-410」である

 Armadillo-410のウリは、何と言ってもコンパクト設計にある。Armadillo-440をはじめとする従来シリーズとは思想が異なり、キャリアボード(拡張ボード)を接続することで、コネクタの配置や基板の形状などを自由に決定できるモジュール型を採用している。

Armadillo-410本体液晶モデル開発セット (左)「Armadillo-410 量産ボード(型番:A4100-U00Z)」/(右)「Armadillo-410 液晶モデル開発セット(型番:A4100-D00Z)」

Armadilloで「Java 8」が動作

 同社は、2013年11月13日にJavaのランタイム実行環境「JRE(Java Runtime Environment)」のライセンス契約をOracleと締結したと発表。マルチメディア機能に強いArmadillo-800シリーズ向けにはJava SEが、計測器や監視装置などによく使われるArmadillo-400シリーズには小規模な環境で動作するJava ME(CDC)およびJavaSEがJREとしてバンドルされる。展示会場では「Armadillo-840」を用い、2014年3月にリリース予定のJava 8とJavaFXのデモを披露していた。

Armadillo-840+Java 8 「Armadillo-840」+「Java 8」のデモ
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