Aras、ファイル交換機能強化し高速化した「Aras Enterprise PLM」新版リリースPLMニュース

10倍の高速化を図り、メモリ使用量を10分の1に抑えたという。さらにクラウドベースのセキュアなファイル交換ツールを組み込み、セキュアなファイル共有・交換・トラッキングを可能にした。

» 2014年01月29日 14時40分 公開
[MONOist]

 米Arasは2014年1月27日(現地時間)、SolidWorks Enterprise PDMを基盤として開発した製品ライフサイクル管理(PLM)ソフト「Aras Enterprise PLM for SolidWorks Enterprise PDM」の新版をリリースした。2014年1月26日に開幕した米ダッソー・システムズ・ソリッドワークスのプライベートイベント「SolidWorks World 2014」会場で発表した(関連記事:「設計を抜本的に変える」、クラウド利用で構想設計をもっと自由に)。

 新版では10倍の高速化を図り、メモリ使用量を10分の1に抑えたという。また、マルチCADチェックイン/チェックアウト機能を備え、SolidWorksでCATIA V5、NX、Creo、その他のMCADおよびECADアプリケーションの設計管理もしている企業向けに、高いパフォーマンスを実現可能としたという。

 さらにソフト開発会社Trubiquityが開発したクラウドベースのセキュアなファイル交換ツール「TRUaras」を組み込んだ。CADアセンブリ、テクニカルデータパッケージ、製造データ、検査およびテスト結果、その他知的財産に関するデータといった膨大なデータを、セキュアに共有・交換・トラッキングできる。

 また、Microsoftの最新ソフトもサポート。Windows 8、Internet Explorer 10、Windows Server 2012、Microsoft SQL Server 2012に対応している。

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