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» 2014年02月21日 22時00分 公開

最後発の「デイズ ルークス」と「eKスペース」は競合3車種に勝てるのか「N BOX」「タント」「スペーシア」と比較(3/3 ページ)

[朴尚洙,MONOist]
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「N BOX」「タント」「スペーシア」と比較

 それでは、デイズ ルークス/eKスペースと、競合車種であるN BOX、タント、スペーシアを比較してみよう。

 表1では、デイズ ルークス/eKスペース、N BOX、タント、スペーシアの外形寸法(全長×全幅×全高)、ホイールベース、エンジン性能、JC08モード燃費、室内寸法(室内長×室内幅×室内高)、スライドドア開口部の寸法(開口幅×ステップ高さ)、車両重量、自動ブレーキ機能の有無、車両価格(税込み)を示している。なお、これらの仕様値は、後部座席左側に自動スライドドアを搭載する2WDモデルを用いている(デイズ ルークス/eKスペースは、デイズ ルークスのXグレード、N BOXは「G Lパッケージ」、タントとスペーシアは「Xグレード」)。

車両名 デイズ ルークス/eKスペース N BOX タント スペーシア
外形寸法 3395×1475×1775mm 3395×1475×1780mm 3395×1475×1750mm 3395×1475×1735mm
ホイールベース 2430mm 2520mm 2455mm 2425mm
室内寸法 2235×1320×1400mm 2180×1350×1400mm 2200×1350×1365mm 2215×1320×1375mm
スライドドア開口部の寸法 580×370mm 640×380mm 605(1490)×370mm 580×340mm
エンジン性能 36kW/59Nm 43kW/65Nm 38kW/60Nm 38kW/63Nm
JC08モード燃費 26.0km/l 25.2km/l 28.0km/l 29.0km/l
燃料タンク容量 30l 35l 30l 27l
自動ブレーキ機能 なし 選択できる 選択できる 選択できる
車両価格 133万8750円 133万9900円 130万円 132万3000円
表1 スーパーハイトワゴンタイプ軽自動車の比較
ホンダの「N BOX」 ホンダの「N BOX」(クリックで拡大) 出典:ホンダ
ダイハツ工業の「タント」 ダイハツ工業の「タント」(クリックで拡大) 出典:ダイハツ工業
スズキの「スペーシア」 スズキの「スペーシア」(クリックで拡大) 出典:スズキ

 外形寸法を見ると、全長と全幅は軽自動車の規格内に収めるため同じだ。全高については、N BOXが1780mmと最も高く、次いでデイズ ルークス/eKスペースの1775mmとなっている。全高が高ければ、その分室内寸法の高さも稼ぎやすい。N BOX、デイズ ルークス/eKスペースの室内高さが、ともにクラストップの1400mmを確保できているのはその影響も大きいだろう。

 その一方で、全高が高いと走行安定性も低くなる。スペーシアは、N BOX、デイズ ルークス/eKスペースと比べて全高が45〜50mm低いものの、室内高さは1375mmと25mm低いだけだ。

 デイズ ルークス/eKスペースの室内長は2235mmと最も長く、クラストップだったスペーシアを上回った。最も短いN BOXと比べると55mmものアドバンテージがある。室内幅は、室内長の長いデイズ ルークス/eKスペースとスペーシアが1320mmであるのに対して、室内長の短いN BOXとタントは1350mmと30mm広くなっている。

 後部座席左側に自動スライドドアを搭載する車両は、スライドドアの開口幅やステップ高さも評価基準の1つとなる。開口幅については、N BOXが640mm、タントが605mmあるのに対して、デイズ ルークス/eKスペースとスペーシアは580mmにとどまる。タントについては、センターピラーを内蔵する助手席ドアを開ければ、開口幅が1490mmまで広がる。

 ステップ高さは、スペーシアの340mmが最も低く、次いでデイズ ルークス/eKスペースとタントの370mm、N BOXの380mmとなっている。

 エンジン性能は、N BOXが最高出力、最大トルクとも競合車種を上回っている。その一方で、JC08モード燃費はN BOXが最も悪い。デイズ ルークス/eKスペースは、エンジン性能が競合車種と比べて下回っており、JC08モード燃費もスペーシアやタントと比べて見劣りする。ただし、4車種ともエコカー減税の対象車である。

 燃料タンク容量は、N BOXが35lと最も多く、デイズ ルークス/eKスペースとタントが30l、スペーシアが27l。N BOXとスペーシアでは8lもの差がある。

自動ブレーキ機能がないのは競合車種に見劣り

 デイズ ルークス/eKスペースにとって競合車種との明確な差になりそうなのは、燃費性能ではなく、自動ブレーキ機能になりそうだ。N BOX、タント、スペーシアは、レーザーレーダーを用いた自動ブレーキ機能を選択できるが、デイズ ルークス/eKスペースにはない。マイナーチェンジの際には、日産自動車が「エクストレイル」などに展開している、単眼カメラを用いた自動ブレーキ機能「エマージェンシーブレーキ」などを装備できるようにすべきだろう(関連記事:日産が単眼カメラ自動ブレーキを横展開、「セレナ」と「ノート」に搭載)。

 ただし、デイズ ルークス/eKスペースの場合、最も安価なグレードを除いて、アラウンドビューモニターもしくはバックモニターの映像を表示できるディスプレイ付き自動防眩式ルームミラーが標準装備となっている。

 デイズ ルークスのXグレードの税込み価格は133万8750円。タントの130万円、スペーシアの132万3000円よりも高いが、N BOXの133万9900円よりも安い。「アラウンドビューモニターを装備してこの価格」と見るか、「N BOXが全グレード標準装備している横滑り防止装置がないのにこの価格」と考えるかは、顧客の要望によるだろう。

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