ピーク電流6mA以下のウェアラブル端末向けBluetooth Low Energy通信用IC東芝 TC35667FTG

東芝は、ヘルスケア機器などのウェアラブル端末向けにBluetooth Low Energy通信用IC「TC35667FTG」のサンプル出荷を開始した。

» 2014年02月25日 16時10分 公開
[EDN Japan/MONOist]

 東芝は2014年2月25日、ヘルスケア機器などのウェアラブル端末向けにBluetooth Low Energy通信用IC「TC35667FTG」のサンプル出荷を開始したと発表した。独自の回路設計技術などを駆使し、消費電力を抑えた。

 新製品は、独自の低消費電力回路設計技術や高効率DC-DCコンバータの搭載により、送受信時のピーク電流を6mA以下(3.3V動作、−4dBm送受信出力時)に低減。消費電流を最小限にするDeep Sleep時の電流は100nA以下(3.3V動作時)に抑えた。「これにより、小型のコイン電池でも長時間の動作が可能になり、ヘルスケアなどのウェアラブル端末やセンサー機器、玩具などの小型通信機器を搭載することができる。

TC35667FTG

 プロセッサコアはARMコアを採用し、外付けのEEPROMに格納したユーザープログラムを起動時に内部メモリへ読み込んで実行でき、ホストマイコンを外付けする必要もない。

 電源電圧は、1.8〜3.6Vで、受信感度は−91dBm。UART、I2C、SPI、GPIOのインタフェースを搭載する。動作温度範囲は−40℃〜+85℃。パッケージは6×6mmサイズの40ピンQFNパッケージを採用している。

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