三菱電機、パワー半導体関連の開発強化を図る設計技術棟を稼働製造マネジメントニュース

分散していた営業・開発・設計技術部門を、設計技術棟へ集約。各部門の連携を強化することで、パワー半導体関連の新技術・新製品開発を加速する狙いがある。

» 2014年03月17日 10時30分 公開
[MONOist]

 三菱電機は2014年3月10日、同社・パワーデバイス製作所(福岡県・福岡市)内に新設した設計技術棟の稼働を開始した。

 敷地内に分散していた営業・開発・設計技術部門を、設計技術棟へ集約する。各部門の連携を強化することで、需要が拡大・多様化するパワー半導体関連の新技術・新製品開発を加速する狙いがある。

 設計技術棟は環境に配慮し、断熱性向上によって空調負荷を軽減、人感照度センサー付きLEDによる照明を導入して、自然採光・自然換気などを重視した設計になっている。さらにエネルギー消費を制御管理する自社製システム「Facima」も導入。そうした取り組みの結果、環境性能について高い評価を受け、福岡市建築物環境配慮制度の「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)福岡」で最高評価のSランクを取得している。

設計技術棟の外観 設計技術棟の外観


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