顕微鏡で見ている映像をフルHDで撮影、ソニーのビデオカメラ医療機器ニュース(2/2 ページ)

» 2014年04月01日 14時34分 公開
[MONOist]
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高精細化が進む、医療現場の映像装置

 近年、医療用の映像装置において、高画質化が急速に進んでいる。スリットランプの周辺機器は、現在はSD映像の機器が主流だが、各メーカーがHDに対応したPC用のスリットランプ映像管理ソフトウェアの開発を加速させるなど、HD化が進んでいる。それに伴って、スリットランプの映像を撮影するHDカメラの需要拡大が予測されるという。

 ソニーは1988年から、医療周辺機器のカメラの開発/製品化を手掛けている。そのノウハウと、放送/業務用カメラで培った映像技術を生かして開発されたのがMCC-500MDだ。

 同社は、中長期に成長を目指す事業領域の1つとしてメディカル事業を位置付けていて、今後は医療専用のカメラの他、レコーダやプリンタ、モニターといった医療現場向けの周辺機器について、製品ラインアップの強化を図るとしている。

<カメラユニット>  
撮像素子 1/2.9型 Exmor CMOSイメージセンサー
レンズマウント Cマウント
感度 F5.6(1080/59.94iのとき89.9%反射、2000ルクス)
映像S/N比 55dB(Y)(Typical)
水平解像度 900TV本以上カメラヘッド
ゲイン 0 〜 27dB
シャッター速度 1/60〜1/1万秒
カメラケーブル端子 20ピン 丸型
<入力端子>  
リモート ステレオミニジャック
<出力端子>  
VIDEO OUT BNC
S VIDEO OUT ミニDIN 4ピン
HDMI OUT HDMIコネクタ
HD-SDI OUT BNC HD:SMPTE 292M準拠、3G:SMPTE 424M準拠
<入出力端子>  
カメラ 20ピン丸型
RS−232C D-sub 9ピン
3D SYNC BNC
<その他>  
電源電圧 AC100〜240V、50/60Hz
消費電力 0.27〜0.18A
動作温度 0〜40℃
動作湿度 20〜80%(結露なきこと)
保存温度 −20〜+60℃
保存湿度 20〜90%(結露なきこと)
外形寸法(幅×高さ×奥行) カメラヘッド:27×28×49mm、カメラコントロールユニット:200×62×240mm(突起部含まず)
主な仕様
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