心臓の3次元モデルを“手元に引き寄せて”観察、ダッソーがデモを披露MEDTEC Japan 2014

ダッソー・システムズは「MEDTEC Japan 2014」で、心臓の3次元モデルを観察できるデモを行った。専用のペンを使うと、心臓のモデルを回転させたり、自分の方に“引き寄せて”観察したりできる。

» 2014年04月14日 14時51分 公開
[村尾麻悠子,MONOist]

 ダッソー・システムズは医療機器設計/製造の総合展示会「MEDTEC Japan 2014」(2014年4月9〜11日)において、心臓の3次元モデルをディスプレイに表示し、専用のペンを使って心臓の断面図などを観察できるデモを行った。

 ダッソー・システムズは、心臓の3次元モデルをソフトウェアで開発するプロジェクト「The Living Heart Project」を進めている。今回のデモは、ダッソー・システムズが開発した心臓のアニメーションデータや解析データを変換し、zSpaceが提供する3次元映像システムに取り込んだもの。専用のメガネをかけてディスプレイを見ると、心臓を3次元で見られるだけでなく、専用のペンを使って心臓を回転させたり、心室や心房などの部位だけを抜き取って観察したりできる。ペンを手前に動かすと3次元モデルも手前に動くので、まるで心臓を“手元に引き寄せて”観察しているような感覚になる。

心臓の3次元モデルを回転させて観察しているところ(左)。ペンを右に動かせば右方向に回転し、下に動かせば下方向に回転するなど、直感的に操作できる。右は、心臓の断面図を見るために、ペンを奥の方向に進めているところ。ディスプレイの左下の枠内に、断面図が表示されている(クリックで拡大)

 用途としては、手術のシミュレーションや患者への説明などを想定している。ダッソー・システムズの担当者は、「CTやX線の画像データを3次元化して取り込めれば、症状や手術について患者に分かりやすく説明できる」と述べる。今回のデモでは、ある部位をペンで指すと、その部位の名称が表示されるようになっていた。「医学部の研修に使用するなど、教育用途にも適している」(同社)という。

 同社は「開発中の段階にあるので、共同開発の相手を募り、身体や臓器の3次元モデルを使って何ができるのかを検討していきたい」と述べている。


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