国内生産・日本語対応で安心な小型パーソナル3Dプリンタ「遊作くん」発売3Dプリンタニュース

ニッポーは、パーソナル3Dプリンタ「遊作くん」を2014年8月8日より販売すると発表した。国内生産による高い品質と日本語対応のソフトウェア、サポートにより、初心者でも安心して利用できるという。

» 2014年07月30日 19時33分 公開
[MONOist]
遊作くん

 ニッポーは2014年7月30日、パーソナル3Dプリンタ「遊作くん」を同年8月8日より販売すると発表した(出荷は1カ月程度後になる見込み)。国内生産による高い品質と日本語対応のソフトウェア、サポートにより、初心者でも安心して利用できるという。販売価格はオープン(実売7万〜8万円程度)で、年間2000台の販売を見込む。

 独自の機構設計を採用し、本体サイズ250×300×350mm、重さ8kg(消耗品、ACアダプターなどは除く)と小型・省スペース化を実現(フィラメントは本体上部に装着)。対応するフィラメント素材はPLA(ポリ乳酸)で、熱溶解積層(FDM)方式を採用する。

パーソナル3Dプリンタ「遊作くん」 パーソナル3Dプリンタ「遊作くん」

 最小積層ピッチは0.05mm、最大積層ピッチは0.5mm。造形駆動機構部分に高精度なメカニカル部品を採用したことで、滑らかできめ細やかな積層面を実現できるという。最大造形サイズは、100×100×100mm。本体カラーはブラックで、順次他のカラーも展開予定とのこと。対応OSは、Windows 7以降で、USBケーブルでPCと接続して利用する。

 独自の造形定着シートを造形テーブル上に装着することで、溶融したフィラメントの定着性が向上。また、一般的に、造形物を造形テーブルに定着させるためには、造形物よりも一回り大きい縁取りが必要となるが、造形定着シートにより、接地面積の少ない造形物でも縁取りなしで造形できるという。

 フィラメントは、トウモロコシなどの植物を主原料とし、反りが少なく、高度な造形が可能なリール状PLAフィラメントを採用(250g/直径1.75mm)。白、赤、黒、青、黄、蛍光緑、蛍光オレンジ、透明、グレーの9色をラインアップする。

造形イメージ 造形イメージ

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