マツダが「アクセラ」に自動運転技術を搭載、新世代自動ハイビームもCEATEC 2014 開催直前情報

マツダは、「CEATEC JAPAN 2014」において、夜間走行におけるドライバーの認知支援を強化する新世代ヘッドランプ技術「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」と、同社独自の自動運転技術を搭載した「Mazda3 自動走行システム搭載車」を出展すると発表した。

» 2014年10月06日 12時20分 公開
[MONOist]
マツダが「アクセラ」に自動運転技術を搭載、新世代自動ハイビームも

 マツダは2014年10月6日、「CEATEC JAPAN 2014」(シーテック ジャパン/2014年10月7〜11日、幕張メッセ)において、夜間走行におけるドライバーの認知支援を強化する新世代ヘッドランプ技術「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」と、同社独自の自動運転技術を搭載した「Mazda3 自動走行システム搭載車」を出展すると発表した。

 ALHは、国内自動車メーカーとしては初となる、LEDアレイ方式の防眩ハイビームを採用した新世代ヘッドランプである。LEDによるハイビーム光源を4つのブロックに分割して個別に点灯/消灯可能なLEDアレイ方式により、車載カメラで対向車のヘッドランプや先行車のテールランプなどを検知した際に、その部分に照射しているLED光源のブロックのみを消灯することができる。これによって、対向車や先行車のドライバーを幻惑させることなく、ヘッドランプを常時ハイビームにしたままでの走行が可能となるため、夜間走行における視認性を向上させられるという。

 ALHでは、ヘッドランプ側面にLED光源を追加して、従来のヘッドランプでは光が届きにくい側面の照射範囲を拡大し、夜間の交差点歩行者などへの視認性を高められる「ワイド配光ロービーム」も採用している。高速走行時に利用できる「ハイウェイモード」は、ヘッドランプのオートレベリング機構のモーターを用いてヘッドランプ光軸を上方に自動で切り替える機能を持つ。これにより、遠方にある標識や障害物などをいち早く認知が可能になる。

ドライバーへの信頼を重視した自動運転技術

 マツダは、同社の車両に先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を展開している。ALHは、i-ACTIVSENSEをさらに進化させたものだ。

 CEATEC JAPAN 2014では、同様にi-ACTIVSENSEの進化技術として、自動運転技術を搭載したMazda3(日本名:「アクセラ」)を披露する。同社の自動運転技術は、「ドライバー・人間を理解・信頼・尊重することを重視し、絶えず人間、特にドライバーの状態を見守り、万が一のドライバーのミスや避けられない事象の回避をサポートする」(マツダ)ためのものだ。この考え方に基づき、高精度GPSや車両状態センシング技術、人の感覚を重視した運動制御技術などを搭載している。

CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)

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