日産がいなくなったCEATEC、コックピット展示は大幅増加CEATEC 2014 フォトギャラリー(2/3 ページ)

» 2014年10月28日 06時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]

コックピットがいっぱい

 CEATEC JAPAN 2014では、自動車の運転席とその周辺に搭載する機器をイメージしたコックピット型の展示が数多く見られた。これまでもパイオニアやアルプス電気がコックピット展示を行っていたが、最近は回を重ねるごとに増えているように感じられる。


パイオニアのコックピット展示(左)とコンセプトの説明図(右)。ドライバーが前方を見据えた姿勢から視線や身体を動かすことなく車載情報機器を使える「無構え」をコンセプトにしている。ヘッドアップディスプレイ(HUD)の画面表示位置は、これまでドライバーの目から2m先だったが、今回は先行車両と同じ位置となる5m先に変更。表示に用いるレーザー素子や光学系も刷新した(クリックで拡大) 出典:パイオニア
アルプス電気のコックピット展示。表示サイズが18インチと大きいHUDを採用しており、HDU上のアイコンを視線で選択できる視線検知システムを搭載している。ステアリンググリップを握ることで選択したアイコンを決定するようになっているので誤操作は起こらないという。運転席右側の大型タッチパネルに表示されているエアコンやオーディオの機能は、タッチパネル下部のロータリースイッチでも操作できる(クリックで拡大)
NTTドコモは、コックピット展示を使って「対話型車両エージェント」の体験デモを実施。従来の対話型エージェントはドライバーが話しかけることで会話や操作が成り立っていたが、今回の展示では対話型車両エージェントがドライバーに話しかける点が異なる(クリックで拡大) 出典:NTTドコモ
京セラのコックピット展示 京セラのコックピット展示。同社の液晶メーター用ディスプレイ、触感フィードバック機構を持つタッチパネルとステアリングスイッチ、HUD、液晶ディスプレイ内蔵ルームミラーなどのデモンストレーションを行った(クリックで拡大)
富士通のコックピット展示 富士通のコックピット展示は「車載サーバ」を提案するためのもの。座席部の背面に装着されているのが車載サーバ。外部と通信するコネクテッドカーの時代になればセキュリティも必要になるが、車載サーバがゲートウェイになって通信とセキュリティ確保を行うというコンセプトだ。この他、バックミラーやサイドミラーを車載カメラを使って電子ミラーにしたり、コンソールのUIを3つのタッチパネルで構成するなど、多数のディスプレイが使われるようになるとアピールした(クリックで拡大)
三菱電機のコックピット展示 三菱電機のコックピット展示。ドライバーのやりたいことを三択に絞り込んでからHUDで表示する。ドライバーは、ステアリングの左側に設置した三択ボタンから選んで押すだけでOK(クリックで拡大)

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