横河電機、Bluetoothに対応したモジュールタイプのデータ収録機器を発売FAニュース

独自のブロック構造により、ベースプレートが不要でモジュール1個ずつの着脱も可能。Bluetooth対応により、タブレット端末(Android採用機種)で各種設定・監視ができる。

» 2014年11月10日 07時00分 公開
[MONOist]

 横河電機は2014年10月27日、モジュールタイプのデータ収録機器であるデータアクイジションシステム「GM」を開発したと発表した。データ収集制御システム「SMARTDAC+(スマートダックプラス)」の新ラインアップで、発売は2014年11月17日から。

 GMは、独自のブロック構造により、ベースプレートが不要でモジュール1個ずつの着脱も可能。モジュールそれぞれに用意された「モジュールベース」というケースを接続するため、システムを組み上げた後でも、ケースを接続したまま前面から任意のモジュールの取り出しや交換ができる。この構造により、保守性が大幅に向上したという。

 また、Bluetoothによる無線通信に対応したことで、タブレット端末(Android採用機種)でデータ収集の開始・停止指示、設定変更、収集した値の監視ができる。

 さらに、子会社である横河メータ&インスツルメンツの高精度電力測定器「WT300」「WT500」「WT1800」とイーサネット経由で接続できる。これにより、アナログ信号による接続では、測定値の精度が劣化するという問題があったが、高精度に測定したデータを劣化せずに取り込むことが可能だ。

 主な用途は、製品の評価試験、プラントの設備監視・環境モニタリングにおける温度・電圧・電流・流量・圧力などのデータの収集・記録など。2015年には、米国医薬品局(FDA)が定める食品・医薬品などに関する規則「FDA 21 CFR Part11」(連邦規則第21条第11章)に対応する予定だ。

photo SMARTDAC+ データアクイジションシステム GM

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