ブリヂストン、省エネルギー性能を付加した難燃性コンベヤベルトを開発FAニュース

低燃費タイヤ「エコピア」で培ったゴム材料開発技術を応用し、難燃性を維持しながら、省エネルギー性能を付加したコンベヤベルトの開発に成功した。

» 2014年11月26日 07時00分 公開
[MONOist]

 ブリヂストンは2014年11月12日、省エネルギー性能を備えた難燃性のコンベヤベルトを開発したと発表した。

 ベルトコンベヤの操業で発生するエネルギーロスは、ベルトがローラーを乗り越える際に発生する抵抗(ローラー乗り越え抵抗)が最も大きいという。同社では、このローラー乗り越え抵抗に着目し、低燃費タイヤ「エコピア」で培ったゴム材料開発技術を応用して、難燃性を維持しながら、省エネルギー性能を付加したコンベヤベルトの開発に成功した。災害防止のための石炭搬送において、難燃性コンベヤベルトの使用が必要となる際、鉱山や港湾、発電所などに対し、操業コスト削減・高効率化に向けた提案が可能になるという。

 同社では、ユーザーの使用条件など、適合性を確認しつつ、同月中に全世界で販売開始する予定だ。

photo ベルトコンベヤ操業における各種抵抗イメージ
photo ローラー乗り越え抵抗イメージ

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