次世代の車載マイコンはルネサスにしか作れない車載半導体 ルネサス インタビュー(3/3 ページ)

» 2014年12月01日 10時30分 公開
[朴尚洙,MONOist]
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車載半導体事業でも「選択と集中」を進めている

MONOist ルネサスの利益率が他の半導体メーカーに比べて低いという意見があり、その原因に車載半導体事業が挙げられることが多い。会長兼CEOの作田久男氏は「選択と集中」を掲げて利益率を向上させる方針を示しているが、車載半導体事業でもそういった施策は進めているのか。

大村氏 ここまで例に挙げた、運転支援システム向けの40nmプロセスマイコンや車載情報機器向けSoCは「集中」の事例だ。しかし「選択」をやっていないわけではない。価値のないものには「集中」しないという方針もあり、取り扱いを止めた製品もある。具体的に説明はできないが、車載半導体事業でもしっかりと「選択と集中」を進めているのは確かだ。

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