安川電機、ロボット事業強化のため「インドネシア・ロボットセンタ」を開設FAニュース

インドネシアにおけるロボット事業の強化のため、ジャカルタ市内ハリム地区に開設した。これにより、同国における販売・サービス体制の充実、顧客開拓、ユーザーの価値創造の支援をさらに強化する。

» 2014年12月09日 07時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は2014年11月27日、インドネシアに「インドネシア・ロボットセンタ(インドネシアRC)」を開設したと発表した。同国におけるロボット事業の強化が狙いで、所在地はジャカルタ市内ハリム地区となる。

 ASEAN地域経済の中核を担うインドネシアは、今後も中長期にわたる持続的な経済発展と市場拡大が見込まれるという。同社では、2008年1月に現地法人「PT. Yaskawa Electric Indonesia」を設立し、現地の生産設備に向けた事業活動を推進してきた。今回、インドネシアRCを開設したことで、同国における販売・サービス体制の充実、顧客開拓、ユーザーの価値創造への支援をさらに強化する。

 同施設では、ユーザーへのロボット操作教育や保守教育に加え、「来て・見て・触って」をコンセプトに、実機を使ったデモテストを実施。これらの活動により、ロボットへの理解を深めてもらうという。

 現地での自動化ニーズが高い自動車や二輪車、建設機械、食品、医薬品、化粧品などの市場に向けて、各種ロボットソリューションの提案や提供も強化する。さらに、ロボットを使った自動化設備の設計・製作を請け負うシステムインテグレータ(SI)に対しては、ロボットに関する最新情報の提供、ロボット実機による教育などのサポート体制を強化する。

 同施設は、すでに2014年10月13日から稼働を開始し、ロボット製品の他、サーボモータやサーボパック、インバータなど、モーションコントロール製品も展示している。今後は一般公開や学生の教育実習受け入れなども検討するという。

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