タイで「SKYACTIV-DRIVE」生産開始――トランスミッションの生産能力は年154万基へ工場ニュース

マツダは、タイに建設した新工場で、トランスミッションの量産を開始したと発表した。

» 2015年01月14日 14時00分 公開
[MONOist]

 マツダは2015年1月13日、タイ王国(以下、タイ)チョンブリ県に建設した新工場「Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand)」(以下、MPMT)で、トランスミッションの量産を開始したと発表した(関連記事:マツダが「SKYACTIV-DRIVE」をタイで生産、2015年度上期から年産40万基で)。

 今回、MPMTで生産を開始した新型自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」は、マツダの新世代技術「SKYACTIV技術」の1つとなる。40万基規模の年間生産能力を擁するMPMTの稼働により、マツダの「SKYACTIV-DRIVE」のグローバル年間生産能力は、防府工場(山口県防府市)の生産能力と合わせて約154万基となる見込み(関連記事:マツダがSKYACTIVトランスミッションを増産、2014年7月に約1.5倍の114万基へ)。

 MPMTで生産するトランスミッションは、タイのオートアライアンス(タイランド)を含むグローバル生産拠点で、新型「Mazda2」(日本名:デミオ)、新型「Mazda3」(日本名:アクセラ)や「CX-5」などに搭載されるという。

 マツダは、2012年2月に発表した「構造改革プラン」の中で重要施策の1つとして「グローバル生産体制の再構築」を掲げており、海外生産拠点の整備を進めている。

photo タイ新工場の外観


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