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» 2015年01月28日 12時00分 公開

「オデッセイ」「エルグランド」と比較:サスペンション変更の新型「アルファード/ヴェルファイア」が目指す“高級感” (2/5)

[陰山遼将,MONOist]

全高は低くするも車室内高は1400mmを維持

 新型アルファード/ヴェルファイアは、排気量2.5l(リットル)の直列4気筒DOHCエンジン「2AR-FE」、排気量3.5lのV型6気筒DOHCエンジン「2GR-FE」のガソリンエンジンモデルと、「リダクション機構付THS II」を搭載したハイブリッドモデルの3種類が用意された。JC08モード燃費は2.5lエンジンのFFモデル車が11.6〜12.8km/l、3.5lエンジンのFFモデル車が9.5km/l、ハイブリッド車については18.4〜19.4km/lとなっている。

新型「アルファード」の外形寸法(クリックで拡大)出典:トヨタ自動車

 アルファードの標準グレードの外形寸法は、全長4915×全幅1850×全高1880mm、ホイールベースは3000mmとなっており、先代モデルより全長は45mm、全幅は20mm、ホイールベースは50mm長くなった。車室内寸法は、室内長3210mm×室内幅1590mm×室内高1400mmとなっており、全高が10mm低くなったものの低床プラットフォームを採用することで、先代モデルと同じく1400mmの室内高を維持している。なお、ヴェルファイアは、アルファードより全長が15mm長いが、それ以外は同じ外形寸法となっている。

 インテリアは、広い車室内空間を活用して多彩なシートアレンジを可能にした。中でも特徴的なのは、一部のガソリンエンジンモデルに搭載された「助手席スーパーロングスライドシート」だ。助手席シートと2列目のシートを同じレール上に設置することで、助手席シートを最大1160mmスライドできる。また、3列目シートの下部には148lの床下収納スペースが設けられた。トヨタ自動車によればどちらも世界初の搭載機能になるという(関連記事:新型「アルファード/ヴェルファイア」は5つの「世界初」を搭載 )。

新型「ヴェルファイア」のハイブリッド車のカットモデル。グレードは最上位の「Exective Lounge」(クリックで拡大)

 ハイブリッドシステムは「カムリ」や「レクサスNX」などと同様に、排気量2.5lの直列4気筒DOHCエンジン「2AR-FXE」と最高出力105kWの走行用モーターを組み合わせている。システム最高出力はレクサスNXと同じ145kWとなっている。また、新型アルファード/ヴェルファイアのハイブリッド車は全て4WDモデルとなっており、後輪側には最高出力50kWのモーターを用いる四輪駆動システム「E-Four」も搭載している。

 ハイブリッド車は先代モデルから導入されているが、今回はハイブリッドシステムを新世代のものに置き換えた。また、従来はニッケル水素バッテリーをセンターコンソール部に縦置きにするレイアウトを採用していたが、新型ではフロントシート床下に横置きにしている。これにより、センターコンソール内部の設計自由度が高まり、車両の低床化にも貢献したという。

 なお、先述した助手席スーパーロングスライドシートはこのニッケル水素バッテリーのレイアウトにより、ハイブリッド車では選択できない。

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