屈折度測定・角膜曲率半径測定装置のハンドヘルドタイプを発売医療機器ニュース

ニデックは、屈折度測定・角膜曲率半径測定装置のハンドヘルドタイプとなる「ハンドヘルドレフケラトメーター HandyRef-K」と「ハンドヘルドレフラクトメーター HandyRef」を発売した。

» 2015年04月09日 08時00分 公開
[MONOist]

 ニデックは2015年3月24日、屈折度測定・角膜曲率半径測定装置のハンドヘルドタイプとなる「ハンドヘルドレフケラトメーター HandyRef-K(ハンディレフケイ)」と「ハンドヘルドレフラクトメーター HandyRef(ハンディレフ)」を発売した。HandyRefは、角膜曲率半径測定の機能を省略したモデルとなる。

 HandyRef-K/HandyRefは、 同社が従来用いてきた液晶ディスプレイ方式を継承しつつ、軽量・コンパクト化した手持ち型の装置となる。重量はバッテリーを含めて1kg未満のため、持ち運びが容易で、簡単に使用できる。そのため、今後需要が高まるとされる、在宅医療や介護の他、据え置き型では測定不能な仰臥位の患者の測定などにも対応できる。また、オプションでポータブルスタンドを使用することで、据え置き型としても利用できる。

 測定データは、装置のメモリに50名分(100眼)を保存でき、充電ステーションに搭載されたプリンタからプリントができる。有線LAN、無線LAN、USB接続で、PCへのデータ転送も可能だという。

 さらに、集中力が持続しにくいとされる、小児の測定をサポートする機能も搭載した。メロディを流すことで小児の興味を引く機能の他、固視チャートに「気球のチャート」か「フラワーチャート」のいずれかを購入時に選択できる。

 また、同社の据え置きタイプと同じ測定原理を採用し、測定の条件が整った瞬間のデータを取得する「シンクロ測定機能」を搭載した。これにより、測定速度と測定精度が向上したという。眼底反射光を利用した徹照像撮影機能も備え、水晶体の混濁の様子を観察することも可能になっている。

photo
photo

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.