ねじ加工の安定化を可能にするタップの新シリーズを発売FAニュース

不二越は、安定した加工性能を備えたタップの新シリーズとして、「SGタップ」と「Nタップ」の2シリーズを発売した。

» 2015年04月11日 07時00分 公開
[MONOist]

 不二越は2015年3月23日、安定した加工性能を備えたタップの新シリーズとして、「SGタップ」と「Nタップ」の2シリーズを発売した。

 新開発のSGタップシリーズは、自動車・自動車部品、航空機などの量産加工、難削材加工を対象とした製品となる。同社独自の高級粉末ハイスとSGコーティングにより、他社同等品の約1.3倍となる加工穴数を可能にした。

 また、刃先・溝形状を最適化したことで、切削速度の変化による加工状態や切りくず形状の変動を抑制できる。これらの機能により、長寿命化とねじ加工の安定化を実現し、一般鋼からステンレス鋼、アルミニウム合金まで、あらゆる被削材に対応できるという。

 Nタップシリーズは、一般材料加工ユーザー向けの汎用タップとなる。高バナジウムハイスを母材とし、耐摩耗性を向上させた。ねじり破壊トルクは、他社同等品の約1.2倍となっている。

 両シリーズとも、スパイラルタップ/ポイントタップの2タイプを用意。SGタップシリーズはスパイラルタップを全68サイズ(M2〜M24)、ポイントタップを全71サイズ(M1.4〜M24)、Nタップシリーズはスパイラルタップを全56サイズ(M2〜M36)、ポイントタップを全47サイズ(M1.4〜M36)そろえた。

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