「アイデアの交差点」24時間ハッカソン開催Open Hack Day Japan 3リポート(5/5 ページ)

» 2015年04月17日 09時00分 公開
[加藤まどみMONOist]
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「Qrio賞」を受賞した「レッドインパルス」の「Qcat」。犬や猫が近づくとドアが開く。カギを持てないペットでもカギが開けられるのがポイント。
「ひまかん」の「クエストスコープ」 を通して人の顔を見ると、職業やレベルなどが瞬時で出てくる。いきなりゲームの世界に入りこんだ気分に。

「ネコの手も借りたい!」の「neconote(ネコノテ)」は炊飯器や照明のスイッチなどに付けられたネコの手でスイッチを操作。アプリのネコがとてもかわいかった。
「ザキオカパン」(Eチーム)の「ヘルシューズ」。足に掛かる荷重から健康度合いを調べる。
「V-Sido賞」を受賞した「おいまつさん」の「スイカ割れんじゃー」は見事な太刀裁き。
「満身創痍」の「食バン」。「遅刻しそうになり食パンをくわえて走っていたら運命の人とぶつかる」を実現したアプリ。「iBeacon」を使用。あらかじめ自分のタイプと出会いたいタイプを登録しておき、相思相愛の人が近くにいると知らせてくれる。開発者は女子大生3人組だ。

全社でハッカソンを推進

 ヤフー日本法人のハッカソンは、ヤフー CMO室・サービスマネージャーの武居秀和氏が米Yahooで開催されていたイベントを日本に持ち込んだことがきっかけだそうだ。2012年に同社の経営が新体制になってから、会社としても積極的に推進してきたという。2012年からはヤフー社員がサポートしながら大学生や高専学生が開発を行う「Hack U」も実施している。

 ハッカソンは開発工程を24時間など短時間に濃縮して体験できる場所だ。普段の開発にはルールや制限があるが、ハッカソンでは好きな技術を使い自分の実現したいアイデアを試すことができる。武居氏がハッカソンを開催してきた理由も、自身が出たいからだそうだ。大変だが楽しいのが開発イベントの醍醐味(だいごみ)でもある。参加してみれば何かしら得るものがありそうだ。

終了後に記念撮影。お疲れさまでした!
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