大型車に最適なラックパラレルタイプEPSを披露、2016年の量産目指して開発中人テク展2015 開催直前情報

ジェイテクトは、「人とくるまのテクノロジー展(人テク展)2015」において、開発中のラックパラレルタイプ電動パワーステアリング(RP-EPS)、トヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」に採用された部品、ハブユニットなどを展示する。

» 2015年05月13日 11時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 ジェイテクトは2015年5月12日、「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20〜22日、パシフィコ横浜)の出展概要を発表した。

 主な出展製品は3つ。開発中のラックパラレルタイプ電動パワーステアリング(RP-EPS)、トヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」に採用された部品、ハブユニットだ。

 RP-EPSは、高級車や大型車に最適な高出力の電動パワーステアリングシステム。ラックバーに並列するモーターと減速機ハウジングは世界最小クラスで、システムの小型化・軽量化を実現し、車両搭載性を向上している。また、長年培ってきたトライボロジーのノウハウを駆使することにより、操舵時の摩擦を低減し、スムーズで快適な操舵を可能とする。2016年の量産を目指して開発が進められている。

 ミライに採用された部品として展示するのは、高圧水素供給バルブと減圧弁になる。高圧水素供給バルブは、燃料電池車の動力源となる高圧水素が貯蔵されているタンクに装着され、高圧水素を封止/供給する役割を担う。一方、減圧弁は、バルブから供給された高圧水素を燃料電池スタックで使用可能な圧力まで減圧する。いずれも燃料電池車に欠かせない部品だ。

 ハブユニットについては、北米市場などで販売台数の多いピックアップトラックや大型SUV向けで、高剛性を誇りながら軽量化を実現した独自の低トルク技術「LFT(Low Friction Torque)」を採用した第3世代円すいころ軸受ハブユニットと、低トルク・軽量化を実現した軽自動車向け軽量・低トルクハブユニットを展示する。

ジェイテクトの「人とくるまのテクノロジー展2015」のブースイメージ ジェイテクトの「人とくるまのテクノロジー展2015」のブースイメージ(クリックで拡大) 出典:ジェイテクト

人とくるまのテクノロジー展2015

会期 2015年5月20日(水)〜22日(金)
時間 10:00〜18:00(22日は17:00まで)
会場 パシフィコ横浜
ジェイテクト・ブースNo. 321


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