新型「パジェロ」はスマホ連携ディスプレイ搭載、AndroidとiPhone両対応車載情報機器

三菱自動車は、2015年夏発売予定の欧州向け「パジェロ」に、Googleの「Android Auto」とAppleの「CarPlay」に両対応するスマートフォン連携ディスプレイオーディオを搭載する。

» 2015年06月01日 06時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 三菱自動車は2015年5月29日、同年夏発売予定の欧州向け「パジェロ」(2016年モデル)に、Googleの「Android Auto」とAppleの「CarPlay」に両対応するスマートフォン連携ディスプレイオーディオを搭載すると発表した。この新型パジェロ以降、搭載車種や地域を順次拡大する計画である。

 Android AutoとCarPlayは、スマートフォンと車載情報機器を連携して利用するためのプラットフォームだ。Android AutoはAndroidスマートフォンと、CarPlayは「iPhone」と連携できる。

「Android Auto」の画面 「Android Auto」の画面(クリックで拡大) 出典:三菱自動車
「CarPlay」の画面 「CarPlay」の画面(クリックで拡大) 出典:三菱自動車

 新型パジェロのスマートフォン連携ディスプレイオーディオは、スマートフォンをUSBケーブルで接続することにより、スマートフォンの機能を使ってカーナビゲーションや音楽再生、メールやSNSの送受信、スマートフォンアプリなどを使えるようになる。また、Android Auto、CarPlayとも音声操作に対応しているため、運転中でも安全に利用できるという。

 なお国内市場では、自動車メーカーがメーカーオプションやディーラーオプションで提供する車載情報機器に、Android AutoやCarPlayに対応する製品はまだ登場していない。三菱自動車が、新型パジェロを国内市場に投入する際の対応に注目が集まりそうだ。

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