マクラーレンの「スポーツシリーズ」、ライバルは「ドイツのスポーツカー」車両デザイン(1/2 ページ)

McLaren Automotive(マクラーレン・オートモーティブ)は、同社のエントリーモデルとなる「スポーツシリーズ」を日本初公開。最高出力570psの「570Sクーペ」と同540psの「540Cクーペ」の2車種で、販売価格は570Sが2556万円、540Cが2188万円。「ドイツメーカーのスポーツカーのユーザーが想定顧客になる」(同社)という。

» 2015年06月05日 08時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 McLaren Automotive(マクラーレン・オートモーティブ)は2015年6月4日、東京都内で会見を開き、同社のエントリーモデルとなる「スポーツシリーズ」を披露した。最高出力570ps(419kW)の「570Sクーペ」と同540ps(397kW)の「540Cクーペ」の2車種があり、どちらも日本初公開となる。販売価格は570Sが2556万円、540Cが2188万円。

 同社のアジア太平洋地域担当リージョナル・ディレクターのデイビッド・マッキンタイヤー氏は、「スポーツシリーズは、スポーツカーでもスーパーカーと同等の体験が得られることをコンセプトに開発された。『650S』に代表される『スーパーシリーズ』は、イタリアメーカーのスーパーカーを所有するユーザーを想定顧客としていたが、スポーツシリーズはドイツメーカーのスポーツカーのユーザーが想定顧客になる」と語る。

 さらに「当社は2014年に約1600台を販売したが、スポーツシリーズの投入によりこの数字を2倍以上に引き上げたいと考えている。日本市場の割り当ては全体の8%になる」(マッキンタイヤー氏)という。

「570Sクーペ」とマクラーレン・オートモーティブの会見出席者 「570Sクーペ」とマクラーレン・オートモーティブの会見出席者。左から、アジアリージョナル オペレーション・マネージャー ジャパンの名取雅裕氏、チーフデザイナーのロバート・メルヴィル氏、創業者ブルース・マクラーレン氏の娘でブランドアンバサダーを務めるアマンダ・マクラーレン氏、アジア太平洋地域担当リージョナル・ディレクターのデイビッド・マッキンタイヤー氏。アマンダ・マクラーレン氏は初来日だという(クリックで拡大)
「570Sクーペ」の外観「570Sクーペ」の外観「570Sクーペ」の外観 「570Sクーペ」の外観(クリックで拡大)
「540Cクーペ」の外観「540Cクーペ」の外観「540Cクーペ」の外観 「540Cクーペ」の外観(クリックで拡大)
「570Sクーペ」の内装「540Cクーペ」の内装 「570Sクーペ」(左)と「540Cクーペ」(右)の内装。2人乗りである(クリックで拡大)
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