「しり」と「なう」を恥ずかしがらない日モノづくり総合版メルマガ 編集後記

「Hey! Siri」とか「OK! Google」って恥ずかしい……ですよね?

» 2015年06月11日 12時00分 公開
[渡邊宏MONOist]

 この記事は、2015年6月11日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


 情報通信総合研究所が主催した「本格化するリビングルーム戦略 Amazon Echoを投入したAmazonの狙い」と題した講演を聴講しました。

 この講演は、米Amazonが発表した音声アシスタント機能搭載の家庭用スピーカー「Amazon Echo」を通じ、家庭内(家電への、と言い換えて良いかもしれません)への音声コントロール導入についての現状を解説するという内容で、いわゆるスマートホームを目指す各社の中で、“音声アシスタント(音声コントロール)”が大きなポイントになり、そのなかで日本勢には遅れが見えると指摘していました。

 先行する各社のアプローチを大まかにいってしまえば、「家庭内にはリモコンがたくさんあって煩雑」→「スマホに一本化しよう」→「アプリの数が増えるだけ」→「ならば音声コントロールを導入」というものです。Googleの「Google Now」、Microsoftの「Cortana」、Appleの「Siri」など、各社の音声アシスタント機能の話題を聞くことは増えています。

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 これらの音声アシスタント技術そのものは目新しいものではありませんが、冷暖房や照明などの制御に導入する動きは本格化しています。Google Nowは学習機能付きサーモスタット「Nest」の制御が既に可能となっていますし、Appleもスマートホーム機能「HomeKit」を通じて家電をSiriから音声制御する準備を進めており、対応製品には「Works with Apple HomeKit」のバッジを付けるプログラムを開始しています。

 ただ、音声コントロールが消費者に受け入れられるかは未知数です。

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