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» 2015年07月03日 06時00分 公開

電気自動車:フォーミュラEでワイヤレス給電目指すクアルコム、“小さな実験”の意味は? (2/2)

[朴尚洙,MONOist]
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ワイヤレス給電導入への意気込みを示す「小さな実験」

 クアルコムは、次の2015〜2016年シーズンのフォーミュラEで、レースカーへのHaloの導入を目指している。しかし、開幕まで残り5カ月しかないこともあって、Haloの導入時期は「future seasons(将来のシーズン)」という弱められた表現になっている。

 それでも同社のワイヤレス給電導入への意気込みは強い。その意志の表れとして、「little experiment(小さな実験)」と呼ぶデモンストレーションを行った。

 それは、フォーミュラEのレースカーである「スパーク・ルノー・SRT_01E」と、ワイヤレス給電技術を組み込んだ10分の1サイズのラジコン(RC)カーとの対決である。

 なお、このRCカーに用いられているワイヤレス給電技術はHaloではなく、スマートフォンなどのモバイル機器向けにクアルコムが展開している「WiPower」になる。またRCカーはスマートフォンのタッチパネルで操作できるようになっている。

「スパーク・ルノー・SRT_01E」の10分の1サイズのRCカー 「スパーク・ルノー・SRT_01E」の10分の1サイズのRCカー(クリックで拡大) 出典:クアルコム
RCカーの開発の様子(クリックで拡大) 出典:クアルコム
カウルとワイヤレス給電対応のベースシャシーを組み合わせて完成(クリックで拡大) 出典:クアルコム

 レースカーのスパーク・ルノー・SRT_01Eに搭乗するのは、中国・北京で行われたフォーミュラEの第1戦で優勝した、「アウディ スポーツ ABT」チームのルーカス・ディ・グラッシ氏。対するRCカーは、クアルコムがストラテジックパートナーを務めるロボット競技会「FIRST Robotics」の参加チームから選んだ女子高校生のエミリー・カブレラさんだ。

 対決の内容は1分強でまとめられた映像で確認できる。

 当たり前だがスピード勝負では比較にならないので、スピン勝負ということになったようだ。

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