ドローンで浮き輪を届ける、「水難救助マルチコプター」実証実験開始AAA×ブイキューブ

AAAが企画・開発を行う「水難救助マルチコプター」が神奈川県の「公募型『ロボット実証実験支援事業』」に採択された。ブイキューブと共同で2016年春の提供を目指す。

» 2015年08月06日 12時00分 公開
[與座ひかるMONOist]

 AAAは2015年8月4日、神奈川県が実施する「公募型『ロボット実証実験支援事業』」において同社の「水難救助マルチコプター」が採択されたと発表した。ビデオ会議システムを運営するブイキューブと共同開発し、2016年春の提供を目指す。

 「水難救助マルチコプター」は災害対策を目的に開発されるドローンだ。水難救助の際、GPSと赤外線カメラを用いて要救助者の直上まで移動し、迅速かつ正確に救命具を届ける役割を担う。ブイキューブのビデオ会議システムとの連携により、遠隔地からのモニタリングも行える予定だ。

「水難救助マルチコプター」 「水難救助マルチコプター」(出典:AAA)

 実証実験ではGPSによる自動飛行、赤外線カメラによる自動位置修正機能・救命具投下機能を検証し、精度向上をはかるとしている。

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