一般制御と安全制御を統合した、国際安全規格対応のシーケンサを発売FAニュース

三菱電機は、汎用シーケンサ「MELSEC iQ-R」シリーズの新製品として、「安全CPU」4機種と「安全機能付I/Oユニット」2機種を発売した。国際安全規格のISO13849-1 PLe/IEC61508 SIL3の認証を取得している。

» 2015年08月09日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱電機は2015年7月31日、汎用シーケンサ「MELSEC iQ-R」シリーズの新製品として、「安全CPU」4機種と「安全機能付I/Oユニット」2機種を発売した。一般制御と安全制御の統合により、TCO(Total Cost of Ownership)削減に貢献するという。

 今回発売された安全シーケンサは、第三者認証機関であるTUV Rheinland(テュフ ラインランド)から、国際安全規格であるISO13849-1 PLe/IEC61508 SIL3の認証を取得している。

 また、従来は別々だった一般制御プログラムと安全制御プログラムが1つのCPUユニットで実行できる。エンジニアリングソフトウェア「GX Works3」を使用すれば、一般制御・安全制御・各種設定操作の一元的なプログラミングも可能だ。

 一般制御通信と安全制御通信は、CC-Link IEフィールドネットワーク上で混在させて使用できるため、自由度の高いネットワーク設計が可能。さらに、CC-Link IEフィールドネットワーク1本で、一般制御通信用ネットワークと安全制御通信用ネットワークを敷設でき、配線スペースの縮小やケーブル敷設の手間を軽減できる。

 価格(税別)は、安全CPUが52万円から、安全機能付I/Oユニットが6万5000円からとなる。

photo MELSEC iQ-Rシリーズ
photo 安全シーケンサ

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