所在管理・動線分析を体感できるオールインワンパッケージを発売FAニュース

パナソニック ソリューションテクノロジーは、ヒトやモノの位置・動きの見える化を体感できるオールインワンパッケージ「ビーコンによる所在管理・動線分析お試しキット」2種を発表した。

» 2015年08月17日 07時00分 公開
[MONOist]

 パナソニック ソリューションテクノロジーは2015年7月24日、ヒトやモノの位置・動きの見える化を体感できるオールインワンパッケージ「ビーコンによる所在管理・動線分析お試しキット」2種を発表した。

 同社では、データ収集・蓄積から自動分析までを組み合わせたIoT/M2Mのトータルソリューションとして、ビーコンを発信機とする所在管理・動線分析を提案している。しかし、効果がイメージできないなどの不安が、所在管理・動線分析導入の障壁となっているという。

 今回発売されたキットは、所在管理・動線分析の本格導入の前に、当該機能を体感できるお試しキットとなる。発信機であるビーコンは、Bluetooth Low Energy(省電力無線技術)を搭載し、直径約2.5cm、重さ約10g以下という小型・軽量で、建屋の柱や什器(じゅうき)、搬送機などにも取り付けることができる。ビーコンの位置情報は、同社のサーバで収集・蓄積・分析され、リアルタイム表示・自動分析レポートの形式で提供される。

 所在管理向けの「タイプA」では、建屋内最大5カ所に設置した受信機により、ヒトやモノに取り付けた16個のビーコンの電波を受信。クラウドで位置情報を収集・蓄積し、リアルタイムで一覧表示する。

 また、動線分析向けの「タイプB」は、3台のスマートフォンで建屋内に設置された16個のビーコンの電波を受信する。クラウドで位置情報を収集・蓄積・分析し、リアルタイムで位置情報を表示。さらに、1日分の動線の積分の自動分析結果も確認できるため、従業員・来店客・作業員などの動線の見える化が可能になるという。

 同キットは、必要な機材一式をパッケージにして1カ月間レンタルし、位置情報のリアルタイム表示や自動分析レポートをクラウド経由で提供する。価格(税別)は、タイプAが19万8000円、タイプBが39万8000円で、発売はタイプAが2015年7月31日、タイプBが8月28日となっている。

photo タイプAの利用イメージ(オフィスの在席管理の場合)
photo タイプBの利用イメージ(店舗での従業員の動線分析の場合)

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.