バランス機能の低下に効果的な、施設向けリハビリ機器を発売医療機器ニュース

パナソニック エコソリューションズ社は、高齢者の転倒要因の1つであるバランス機能の低下に効果的なリハビリを手軽にできる、施設向けリハビリ機器「デジタルバランストレーナー」を発表した。

» 2015年08月18日 08時00分 公開
[MONOist]

 パナソニック エコソリューションズ社は2015年8月3日、高齢者の転倒要因の1つであるバランス機能の低下に効果的なリハビリを手軽にできる、施設向けリハビリ機器「デジタルバランストレーナー」を発表した。人員・施設数不足が予測される、デイケアやリハビリ特化型デイサービスなどの介護リハビリ市場に向ける。

 同社では、ミラーと映像を組み合わせた施設向けリハビリ機器「デジタルミラー」を2012年7月に発売。病院・高齢者施設などで多く採用されている。新たに発表されたデジタルバランストレーナーは、デジタルミラーで可能なリハビリメニューのうち、主に転倒予防に効果的なバランス機能の訓練・評価に特化した製品となる。

 デジタルミラーに搭載の「バランス保持」「左右重心移動」などのバランス訓練機能と、「開眼片足立ち」「重心軌跡長(決められた条件下でバランス保持または移動距離を客観的に分かりやすく線にした長さ)」などのバランス測定機能を採用している。

 また、タブレット端末を活用することで、サイズをコンパクトに設計。デイサービスやリハビリルームなど、スペースに限りがある場所でも設置できる。つかまって訓練ができるよう、頑丈なサイドハンドルも標準で装備し、転倒するリスクが少なく、安全に訓練ができる。

 さらに、利用者が1人でも実施可能な「連続訓練メニュー」を搭載し、自動的に4〜10分の間、連続してメニューを行える。利用者の身体能力に合わせたトレーニングもカスタマイズ可能で、介護スタッフの負担も軽減できるという。

 価格(税別)は、立位/座位の「PN-3129010」が150万円、立位のみの「PN-3110010」が130万円(税別)で、受注開始は2015年8月18日からとなる。

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