製品開発・商品化の期間短縮を支援する、新しいクラウドサービスを発表製造ITニュース

日本オラクルは、製品開発と商品化への期間短縮、リスク低減を支援するクラウドサービス「Oracle Innovation Management Cloud」を発表した。複数関連部門のコラボレーションをサポートし、製品開発と商品化への期間短縮などを支援するという。

» 2015年09月07日 09時00分 公開
[MONOist]

 日本オラクルは2015年8月26日、製品開発と商品化への期間短縮、リスク低減を支援するクラウドサービス「Oracle Innovation Management Cloud」を発表した。製品開発プロジェクト開始前の複数関連部門のコラボレーションをサポートし、製品開発と商品化への期間短縮、リスク低減を支援するという。

 製造業のグローバル競争が激化する中、新製品開発によるイノベーションを実現するためには、製品ポートフォリオや製品開発、商品化のプロセス・情報を一元的に管理し、プロジェクトの関係者全員に必要な最新情報が共有化され、迅速・適切な情報に基づく投資意思決定を可能にすることが求められているという。

 Oracle Innovation Management Cloudの製品ポートフォリオ管理では、複数の企画段階の製品の中から、商品化する製品の選定、人員・リソースの配置パターンによる収益へのインパクトと最大化するためのシミュレーションができる。また、新製品開発から商品化までのプロセスを可視化し、開発部門、製造部門、営業・販売促進部門などの異なった部門が新製品開発に参画する現場主導型イノベーションを可能にするという。

 さらに、製品ポートフォリオを考慮した開発プロジェクトを定義・管理できるため、プロジェクトの進捗管理に加え、どの製品のプロジェクトを優先すべきかも判断できる。

 同社では、同サービスを導入することで、自社の技術要素、人員・リソース、生産能力、法規制などを考慮しながら、要件を満たす製品コンセプトや代替案の作成・評価を支援するという。加えて、高収益な製品開発に集中的に取り組めるため、生産性の向上、製品開発の期間短縮、リスク低減、コスト削減につながるとしている。

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