富士通と富士通テンが初の共同出展、「ICTでクルマを人のベストパートナーに」東京モーターショー2015

富士通と富士通テンは「東京モーターショー2015」の出展概要を発表した。富士通の東京モーターショー出展は初で、両社が共同出展するのも初となる。

» 2015年10月06日 11時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 富士通と富士通テンは2015年10月5日、「東京モーターショー2015」(一般公開日:2015年10月30日〜11月8日、東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。富士通の東京モーターショー出展は初で、両社が共同出展するのも初となる。

富士通と富士通テンの展示ブースイメージ 富士通と富士通テンの展示ブースイメージ(クリックで拡大) 出典:富士通テン

 展示テーマは「ICTでクルマは人のベストパートナーに。」で、クルマ社会における富士通グループのICTソリューションの取り組みを紹介する。富士通の“「ヒューマンセントリック・イノベーション」の考えに基づくICT”と、富士通テンの“つながるサービス「Future Link」の考えに基づくカーエレクトロニクス技術”を融合し、「センシング」「情報分析」「HMI(Human Machine Interface)」の組み合わせによる、自由で快適なモビリティ社会実現に貢献する製品/サービスを提案するという。

「体感コックピット」の外観 「体感コックピット」の外観(クリックで拡大) 出典:富士通テン

 中核展示となるのが、富士通研究所が開発したドライバー向け視線検出技術や先進HMIの技術を搭載した「体感コックピット」だ。ドライバーの注意力を判断して早めの警告をしたり、天候を予測して適切な経路を案内したりする近未来のドライブシーンをドライバー目線で体験できる。

 この他、車外の情報を捉える「マルチアングルビジョン」や「ミリ波レーダー」、眠気の傾向を検知しドライバーの安全運転を支援する「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(眠気検知)」や「虹彩認証(個人認証)」などのセンシング技術と、地域や天候などの社会情報を加えた分析ソリューションについて展示や実演を行う。富士通テンのカーナビゲーションシステム「ECLIPSE」の最新製品の体験コーナーも用意する。

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