振動がかかわる事故や現象の例CAE豆知識

昔、アメリカであった、あの有名な事故をご存じ?

» 2015年12月17日 10時00分 公開
[CAD Japan.com/MONOist]
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本記事は、CADを快適な環境で使ってもらうソリューション専門街「CADJapan.com」から転載しています。


 「タコマナローズ橋崩落事故」をご存じでしょうか? 1940年アメリカ ワシントン州で、たった毎秒19mの横風でつり橋に共振が生じ、崩落してしまったという有名な事故です。

 もっと身近な現象では次のような例が挙げられます。

  1. 自動車のエンジンやPCのファンからの騒音:エンジンやファンの振動により騒音が発生することがある。
  2. 自動車などの乗り心地:振動が大きくなることで乗り心地が悪くなることも。
  3. 金属疲労:金属疲労とは、例えば針金を何回も繰り返し曲げるともろくなり折れてしまうような現象。振動によって繰り返し力がかかることにより、金属製品が破壊してしまう場合がある。

 このような望ましくない現象を発生させないために、「振動特性」を把握することが大切になります。

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