4K対応の幅広い医療用映像機器を発売医療機器ニュース

ソニーは、4K解像度の高精細な映像記録・伝送・再生に対応した医療用映像機器として、4K液晶モニター、4Kレコーダー、ネットワーク経由でデータを管理するコンテンツマネジメントシステムを発表した。

» 2015年12月22日 08時00分 公開
[MONOist]

 ソニーは2015年12月8日、新たに4K解像度の高精細な映像記録・伝送・再生に対応した医療用映像機器として、手術現場で映像を確認する4K液晶モニター、映像を記録する4Kレコーダー、ネットワーク経由でデータを管理するコンテンツマネジメントシステムを発表した。

 現在、高精細な映像で精度の高い手術を可能にし、医療技術のさらなる向上を目指したい、という医療現場からの要望が高まっているという。従来のハイビジョン映像を超える高精細な4K映像機器も登場し、医療用途への応用も始まっている。そこで同社は今回、3つの医療用映像機器を発表した。

 メディカル4K液晶モニターは、内視鏡や手術顕微鏡を用いた手術現場で、医師や助手が手術映像などを確認するためのモニター。4Kの高精細・広色域での映像を細部までクリアに、モニターで大きく表示でき、手術時の繊細な操作をサポートする。4Kの次世代放送規格であるITU-R BT.2020信号に対応しており、ソニー独自の「オプティコントラストパネル」構造を採用。これは、液晶画面と画面保護パネル間に樹脂を充填し空気層をなくすことで、光の乱反射による画像のゆがみやコントラスト感の低下を防ぐもので、鮮明で視認性の高い映像を再現する。また、同社独自の画像強調機能「A.I.M.E.」も搭載しており、内視鏡や手術顕微鏡などからの映像の輪郭や色を調整できる。大画面のモニターは、55型の「LMD-X550MD」と31型の「LMD-X310MD」の2モデル展開。同年12月14日発売で、オープン価格となっている。

 メディカル4Kレコーダー「HVO-4000MT」は、手術部位を撮影する術野カメラの鮮明な映像を、長時間記録できるもの。またネットワーク経由でアップロードもでき、術者以外の関係者への情報共有、映像データの利活用が可能だ。外部メディアへの同時保存もできる。オープン価格で2016年2月1日に発売される。

 同社として初めて発売するコンテンツマネジメントシステム「CMDS-MS20MD」は、4K映像記録に対応し、メディカル4Kレコーダーなどで記録されたHD映像や4K映像を一元管理できるサーバシステム。4K映像を含むさまざまな映像の収集・保存・検索・編集・配信ができる。ネットワーク経由で、外部からの閲覧・操作も可能だ。2016年1月21日発売で、価格はインストールする対応サーバの構成により異なる。

 さらに同社は、4Kの映像伝送システムをIPケーブルのシンプルな配線で構築し、リアルタイムでの院内での共有を可能にするための、IPコンバータも開発している。

アナログ映像からHD、4K映像まで多様な映像信号のIPへの変換・出力に対応するという。

photo メディカル4K液晶モニター 左:31型 LMD-X310MD、右:55型 LMD-X550MD
photo メディカル4Kレコーダー HVO-4000MT
photo (開発発表)IPコンバータのイメージ
photo コンテンツマネジメントシステムによる画像管理画面のイメージ

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