プロジェクター搭載の自走式ホームロボット「Tipron」、2016年に発売

Cerevoが可動式アームにプロジェクターを搭載した自走式ホームロボット「Tipron」(ティプロン)を発売する。

» 2016年01月05日 13時25分 公開
[渡邊宏MONOist]

 Cerevoは2015年1月5日、プロジェクターを搭載した自走式ホームロボット「Tipron」(ティプロン)を発表した。2016年内に販売開始する予定で、価格は10万〜20万円程度になる見込み。

プロジェクターを搭載した自走式ホームロボット「Tipron」(ティプロン) プロジェクターを搭載した自走式ホームロボット「Tipron」(ティプロン)

 Tipronは家庭内の投影したい場所へ自力で移動し、最大80インチの画面を投影できるホームロボット。上部に搭載されたプロジェクターは本体と可動式のアームで接続されており、自由な方向への投影と未使用時の小型化を実現する。

可動式アームを搭載 可動式アームを搭載

 プロジェクターには台形補正を備えており天井や壁といった投影場所へ斜めから投影してもゆがむことない映像を楽しめる。映像は内蔵ストレージからの再生に加え、HDMIからの入力にも対応する。また、Chromecastなどを用いれば、インターネット配信される映像を投影することも可能だ。

投影イメージ 投影イメージ

 移動については指定場所への自動移動の他、スマートフォンアプリからの手動操縦にも対応する。掃除機ロボットのように充電時には自動的にステーションへ戻る機能も搭載している。スマートフォンアプリからの操縦時には、本体搭載カメラの映像をスマートフォンの画面でストリーミング再生しながらの操縦が行える。

 ネット連携機能も搭載。Twitterのハッシュタグを登録しておき、該当するハッシュタグがツイートされた際には自動的に移動し、メッセージ群を投影するといった動作も行える。ネット連携機能は拡張が予定されており、さまざまな動画配信サービスに対応する予定としている。

 投影可能サイズは最大80インチ(3メートル時)で解像度は1280×720ピクセル、輝度は250ルーメン。本体サイズは300×340×400ミリ(幅×奥行き×高さ、変形前)および300×330×800ミリ(幅×奥行き×高さ、変形後)で、搭載バッテリー1本につき約2時間の駆動が可能だ(数値はいずれも開発中のもの)。

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