連載
» 2016年02月05日 09時00分 公開

Raspberry PiにAllJoynを移植して、IoTを自作する(6/10 ページ)

[橋本 尚(The Linux Foundation),MONOist]

4.5 alljoyn-jsの導入

 alljoyn-jsのビルドはAllSeenによる解説に従って進めるのですが、このページの手順通りだとコンパイルが通りません。幾つかのファイルを別の場所から持ってくる必要があります。また、必要とするバージョンのalljoyn-jsのソースは、Downloadのページにありませんので、以下手順にてダウンロードします。

git clone https://git.allseenalliance.org/gerrit/core/alljoyn-js.git
git checkout RB15.04

 こちらも先ほどのディレクトリ構成に合わせておきます。つまり、coreの下に、alljoyn-jsが来るようにします。coreの下で、gitコマンドを実行すれば良いはずです。

 この状態でビルドするとさまざまなインクルードファイルが不足するのでこれらをbase_tcl(tcl用のbase)から持ってきます。若干古い情報ですが、それを参考に以下のファイルをダウンロードします。

git clone https://git.allseenalliance.org/gerrit/services/base_tcl.git
git checkout RB15.04

 を実行して、base_tclをダウンロードします。

 base_tcl 下の config/inc、controlpanel/inc、notification/inc、onboarding/inc、services_common/incの下に、それぞれalljoynというディレクトリがあるので、それをalljoyn-js下にコピーします。

手順が大変ですので、今までのallseen以下のビルド済みのソースを全て固めたtar ballを用意しました。OSDNで「alljoyn」と検索してください、「alljoyn-raspber」が見つかるかと思います(約300MBありますので、ダウンロードの際は注意してください)。

 準備ができたので、ビルドします。alljoyn-jsの下で、以下を実行します。

export DUK_TAPE=(duktapeをインストールしたディレクトリ)
scons WS=off CPU=arm CROSS_COMPILE=/usr/bin/

 これでオリジナルのalljoyn-jsをビルドできました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.