「IAR Embedded Workbench」がルネサスのグラフィックライブラリをサポート

IARシステムズの統合開発環境「IAR Embedded Workbench for RH850」がルネサスエレクトロニクスのグラフィックスライブラリをサポートした。車載マイコン「RH850/D1L」「RH850/D1Mシリーズ」に対応する。

» 2016年02月23日 11時00分 公開
[MONOist]

 IARシステムズは2016年2月23日、同社の統合開発環境「IAR Embedded Workbench for RH850」がルネサスエレクトロニクスのグラフィックスライブラリをサポートしたと発表した。自動車用制御マイコン「RH850/D1L」と「RH850/D1Mシリーズ」に対応する。

 RH850は40nmプロセスを採用した自動車制御システム用32ビットマイコンで、RH850/D1LとRH850/D1Mシリーズはいずれも2Dのグラフィックスエンジンを搭載する。今回、IAR Embedded Workbench for RH850がサポートしたライブラリにはグラフィックスプログラミングのためのインタフェースとドライバが用意されているため、RTOSの利用にとらわれることなく開発環境の統合が可能となる。

 IAR Embedded Workbench for RH850はコンパイラ(IAR C/C++ Compiler)とデバッガ(C-SPY Debugger)を含む、ルネサスABI(Application Binary Interface)に準拠した統合開発環境で、新追加されたライブラリサポートによってIAR C/C++ Compilerからのビルドも可能となっている。

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