測定の前処理・後処理を自動化する検体処理・搬送システムを発売医療機器ニュース

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは、全自動フル検体処理・搬送システム「アプティオ オートメーション」を発売した。採血後の検体の搬送ライン投入から、検体保存、廃棄までの検査工程を自動化できる。

» 2016年03月09日 08時00分 公開
[MONOist]

 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは2016年2月24日、全自動フル検体処理・搬送システム「アプティオ オートメーション」を発売した。

 アプティオ オートメーションは、採血後の検体の搬送ライン投入から、検体保存、廃棄までの検査工程を自動化するシステムとなる。採血後の分析前処理として、検体投入/チューブ検証/遠心分離/チューブ開栓が、分析機による測定の後処理には、検体仕分け/2次検体分注/チューブ閉栓/冷蔵保存/再検査/検体廃棄があるが、各検査プロセスに対応する機器は全てモジュール化されている。そのため、検査の種類、検査室の広さなど、各検査室の仕様に合わせて自由に組み合わせられる。また、各検査プロセスは付属のミドルウェアで制御され、モニター画面で検査状況を確認することも可能だ。

 全工程を自動化することで、報告時間を短縮し生産性が向上するほか、人の手を介在せず検査ができるため、人的エラーや感染リスクを低減し、安全性も向上するという。

 また、導入に当たり同社では、導入前にワークフロー分析に基づくシステム構成・レイアウトの提案、導入時の設置プロジェクトの発足・運営、導入後の運用効果判定など、さまざまなサポートを実施するとしている。

photo アプティオ オートメーションの検査工程イメージ図
photo アプティオ オートメーションの導入フロー
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