ヘルスケアサービスの“ニンジン”はもうかること医療機器 メルマガ 編集後記

始められても続けられない。だから“ニンジン”が必要かと。

» 2016年04月04日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2016年4月4日発行の「医療機器 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


ヘルスケアサービスの“ニンジン”はもうかること

 なかなか動こうとしないモノや人を動かすために、「目の前にニンジンをぶら下げる」というたとえをします。

 スマートフォンやウェアラブル端末を使ったヘルスケアサービスの取材をしてきた中で感じるのが、このニンジンの欠如です。健康意識を持つ人々は、そのための新たな武器になるスマートフォンアプリやウェアラブル機器を大いに活用することでしょう。それこそお金を払ってでも。しかし、それよりもはるかに多くいる健康意識を持たない人々にとっては、「毎日」「義務的に」「やらなければならない」ヘルスケアサービスを続けることはできません。

 実際に、リストバンド型ウェアラブル端末の購入者のうち約3分の1が購入して半年以内に利用しなくなるという報告があります(関連記事:デジタルヘルスケアの新潮流「睡眠トラッカー」の価値)。

 そんな健康意識を持たない人々の1人である私にとって興味を持たせるヘルスケアサービスが登場しました。

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