卸売・小売業向けに発注計画支援ソリューションの最新版を発表製造ITニュース

日立ソリューションズ東日本は、発注計画支援ソリューションの最新版「SynCAS 3.0」を、2016年5月初旬に発売する。過去の販売実績や販売予測から、適正な在庫基準値・推奨発注数量を自動で算出できる。

» 2016年04月11日 09時00分 公開
[MONOist]

 日立ソリューションズ東日本は2016年3月25日、発注計画支援ソリューションの最新版「SynCAS 3.0」を、同年5月初旬に発売すると発表した。

 SynCASは、需要予測・予算・過去の実績などのデータから、商品別に販売計画や発注計画の作成・調整ができるPSI(仕入れ・販売・在庫)計画支援ソフトウェア。新バージョンは、扱う商品数が多く、常に一定量の在庫が必要な卸売・小売業者向けとして改良。同業種での発注計画システム開発のノウハウを活用し、過去の販売実績や販売予測から、適正な在庫基準値・推奨発注数量を自動で算出できる。

 さらに、同社の需要予測支援システム「ForecastPRO」と、在庫可視化・PSI調整支援システム「SynCAS PSI Visualizer」と連携し、需要動向と在庫のバランスを可視化することで、直感的なPSI管理を可能にした。

 また、推奨在庫基準や任意設定のKPIに達していない商品を把握してアラート表示する機能やLocator機能(散布図)などを実装し、過剰在庫・過小在庫・滞留在庫などを直感的に把握できる。ユーザーがKPIに合わせて予測・発注方式・欠品許容率などを設定し、独自の発注シミュレーションを行うことも可能だ。

 同社では、まずは卸売・小売業向けに販売を開始し、今後、適用業種を拡大していく予定としている。

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