日本の製造業はいつまでもオープンイノベーションが苦手でいいのか製造マネジメント メルマガ 編集後記

苦手なことって、いつかは克服しなきゃいけないですよね。

» 2016年04月19日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2016年4月19日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


日本の製造業はいつまでもオープンイノベーションが苦手でいいのか

 「オープンイノベーションなんて海外の話、IT業界の話」と思っていませんか。

 自社でより良い技術して製品に適用すれば、その製品は売れる。これこそが日本の製造業の成功モデルであり、現在もその考え方からなかなか抜け出すことができていません。

 そのより良い技術を開発する上で外部と幅広く協業できれば、技術のレベルをさらに高めたり、開発期間を短縮したりすることができる。それがオープンイノベーションの基本的な考え方です。しかし、日本に製造業の技術開発部門は、「構想段階の話を外部に漏らせない」「特許登録してからでなければ外部に情報は出せない」といった内向き志向になりがちです。

 ……などと書くだけ書きましたが、果たして実際にそうなんでしょうか。

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