従来比最大1.8倍の高負荷容量を可能にした1軸アクチュエータを発売FAニュース

日本精工は、1軸アクチュエータ「タフキャリア」に、自動車製造設備や半導体・液晶製造設備向けの「左右ボールねじ」シリーズを追加した。左右ねじ1軸アクチュエータの案内部転動体に、ローラーを採用している。

» 2016年04月20日 07時00分 公開
[MONOist]

 日本精工は2016年4月5日、1軸アクチュエータ「タフキャリア」に、自動車製造設備や半導体・液晶製造設備向けの「左右ボールねじ」シリーズを追加したと発表した。

 タフキャリアは、案内部の転動体にローラを採用した1軸アクチュエータで、高い耐荷重性能を備えている。今回、スマートファクトリー化の進展に伴う設備のインテリジェント化や電動化に対応するため、新たに左右ボールねじシリーズを開発した。

 同シリーズでは、左右ねじ1軸アクチュエータの案内部転動体にローラーを採用。従来のボール案内に比べ、動定格荷重で1.6〜1.8倍の高負荷容量化と4倍以上の長寿命化を可能にしている。

 さらに、同軸上で左右ねじが一体となっており、1つのモーターで挟む動作が可能。これにより、空圧・油圧チャックからの置き換えにも対応できる。また、オーバーハング長さは従来比約5倍で、剛性を高めたことで大型部品のチャック化を可能にした。

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