「C++test」「Parasoft DTP」に新バージョン、品質と速度の両立目指す

テクマトリックスが米ParasoftのC/C++言語対応テストツール「C++test」と、ソフトウェア開発・テスト管理プラットフォーム「Parasoft DTP」の新バージョンを発売する。C++testは単体テストケース作成機能なども新たに備えた。

» 2016年04月20日 11時30分 公開
[MONOist]

 テクマトリックスは2016年4月20日、米Parasoft社のC/C++言語対応テストツール「C++test」とソフトウェア開発・テスト管理プラットフォーム「Parasoft DTP」の新バージョンを発表した。いずれも同年4月28日より販売を開始する。

 C/C++に対応し「コーディング規約チェック」「フロー解析」「単体テスト」「実行時メモリエラー検出」と4つの機能を持つC++testでは静的フロー解析機能が強化され、検出可能なパターン数が従来バージョン2倍の58パターンとなったほか、コーディングルールについてもCERT CやMISRA-C 2012などが追加され約2000のコーディングルールが利用可能となった。

「C++test」 「C++test」

 また、新機能としてGUI上でテスト対象関数の入力値、期待値を入力するだけでテストパターンの生成が可能な「TEST Case Editor」が搭載された。TEST Case Editorではコーディングなしにテストケースの作製などが可能となるため、テスト工数の削減に威力を発揮する。ソフトウェア開発・テスト管理プラットフォーム「Parasoft DTP」との機能連携も実現しており、テスト結果の自動集約や傾向分析によってプロジェクトにおけるリスク管理にも貢献する。

 ソフトウェア開発・テスト管理プラットフォーム「Parasoft DTP」は、さまざまなシステムや解析/テストなどから得られるデータを集約するもので、開発やテストの状況をリアルタイムに可視化し、Webブラウザから確認できるツールだ。

「Parasoft DTP」 「Parasoft DTP」

 新バージョンでは分析エンジン「Process Intelligence Engine」の搭載により、集約されたデータを分析し、テストの優先度やビジネスリスクといった諸要素を表示することでビジネス視点でのプロジェクト分析を可能にした。加えて、テスト回数やバグ残存数といった判断基準への適合状況を監視/判定する機能「Policy Center」も新たに搭載され、プロジェクトのリスク軽減や進行管理に付いての判断が容易になった。

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