おもちを電子レンジでチンする人と、網で焼く人の違いモノづくり総合版メルマガ 編集後記

二刀流になれると素晴らしいのですが。

» 2016年05月13日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 この記事は、2016年5月12日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


おもちを電子レンジでチンする人と、網で焼く人の違い

 人工知能とおもちの調理を関連付けて説明するコラムを見つけました。2016年4月発行の日立評論 第98巻 第4号に掲載された、国立情報学研究所 教授の新井紀子氏が執筆したものです。

 新井氏は家で電子レンジを使いません。電子レンジで、お酒をあたためたり、おもちを調理したりすると、思った仕上がりにならないのが理由だそうです。お酒は湯煎が、おもちは網で焼くのがおいしい、と述べています。

 一方で、新井氏の周囲には電子レンジの便利さを享受する人もいます。最近の電子レンジはさまざまな調理機能が搭載されており、焼く/煮る/揚げるといったメニューにも対応しています。新井氏はこうした電子レンジによる料理を「疑似的なもの、近似的解決」と表現しています。

 網で焼いたおもちはおいしいです。これは多くの方々が同意するところでしょう。新井氏は網でおもちを焼くことを「真の問題解決」としています。

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