MRPエンジンを搭載した見込み生産向け生産管理システムを発表製造ITニュース

JBアドバンスト・テクノロジーは、MRPエンジンを搭載した見込み生産向け生産管理システム「R-PiCS NX」を2016年8月から提供する。従来シリーズにはなかった基準日程計画による予定・実績管理が可能になり、3つの管理方式を選択できる。

» 2016年05月16日 09時00分 公開
[MONOist]

 JBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)は2016年4月21日、MRP(資材所要量計算法)エンジンを搭載した見込み生産向け生産管理システム「R-PiCS NX(アールピックス エヌエックス)」を同年8月より提供すると発表した。

 R-PiCS NXは、生産管理システム「R-PiCS」シリーズの新ラインアップ。独自に開発したMRPエンジンを搭載し、これまでのシリーズにはなかった基準日程計画(MPS)による予定・実績管理が可能になった。見込生産に基づいたMRP管理の他、製番管理、プロジェクト管理の3つの管理方式が選択できる。

 また、特別なカスタマイズなしで、画面項目や入力形式、帳票出力項目などを自由に設定できる。保守サポート契約を結ぶことで、製品機能強化、各種法改正、OSやデータベースの更新などに対応するリビジョンアップ機能も搭載。クラウドやIoTなど、最新の環境に対応するとしている。

 さらに、JBATが提供する「Qanat 2.0」を利用すれば、他システムとのスムーズなデータ連携も可能になるという。

 価格は「生産・販売ライセンス」(5同時ユーザー)が506万円から(税抜き。別途導入・初期設定費用が必要)。生産管理機能のみ利用可能な「生産ライセンス」も用意されている。

 R-PiCS NXはJBATおよびJBグループ各社を通して販売される。同社では2018年度末までに50社への導入を目指すとしている。

photo R-PiCS NX 標準機能マップ

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