流通小売やコンシューマ製品向けのPLMソリューション最新版をリリース製造ITニュース

PTCジャパンは、ロールベースのアプリケーションや、ThingWorxプラットフォームとの接続に対応した製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションの最新版「PTC FlexPLM 11」をリリースした。

» 2016年05月30日 09時00分 公開
[MONOist]

 PTCジャパンは2016年5月18日、流通小売、ファッション、フットウェア、アパレル、コンシューマ製品向け製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションの最新版「PTC FlexPLM 11」をリリースしたと発表した。

 PTC FlexPLM 11では、役割や職種の異なるユーザー向けにデザインしたロールベースのアプリケーションや、ThingWorxプラットフォームとの接続が可能になった。より幅広い部門のニーズに応え、流通小売業界特有のニーズにも対応できるように設計したとうたっている。

 操作性の面では、ラインシートのビューにおいて列や列のヘッダ部分を固定できる「フリーズペイン機能」を追加。情報の選択、並び替え、フィルタリング、表示や一括編集などの操作が簡単になった。

 PTC FlexPLM 11から追加された「コネクティッド機能」は、ThingWorxプラットフォームを活用して、モノ、Webベースのリソース、エンタープライズシステムのデータを統合し、得られた知見を活用しやすくする機能。ThingWorxの接続性により、人、システム、モノのアクティビティやデータを、接続・格納・関連付け可能なアプリケーションを構築できる。

 その他、新たに加わった「スマート機能」は、商品と継続的に通信して商品ライフサイクル全体にわたる動的情報フローを実現する。ハードウェアやソフトウェアのモニタリングや管理のためのダッシュボード「Performance Advisor for PTC Windchill」と連携させて、管理者が顧客の環境を遠隔から確認できるようになる。今回のリリースではヘルプセンターがさらに充実し、カレンダー、プロパティ設定、REST API関連ドキュメントなど、さまざまな機能・情報が盛り込まれた。

 PTCでは、SaaS型やオンプレミス型、永続ライセンス、サブスクリプションライセンスなど、さまざまな導入オプションを提供。大企業から中小規模の企業まで、企業規模を問わず提案していく考えだ。

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