特集:IoTがもたらす製造業の革新〜進化する製品、サービス、工場のかたち〜
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» 2016年06月07日 10時00分 公開

生産現場の改善にIoTをどのように活用すべきかトヨタ生産方式で考えるIoT活用(5)(3/5 ページ)

[株式会社アムイ 代表取締役 山田浩貢,MONOist]

生産現場の改善活動のあるべき姿

1.生産管理指標の定義

 まず管理したい生産管理指標の定義、計算式、各原単位項目および定義を整理します。

 稼働時間には休憩時間を含む含まない、生産数には不良品数を含む含まない、といった議論があります。正しく指標を算出するために指標の定義を明確にしていくことが重要です。

2.指標目標値の設定、改善アイテムの抽出

 指標の定義が明確になった所で、各指標の年度目標、月次目標といった形でブレークウンしていきます。そしてその目標を達成するための改善アイテムを抽出します。しかしながら、不良率を年間で1%低減するといった目標は設定しますが、どうやって低減するかといった改善アイテムが不明確または不可能で形骸化していることがよくあります。

 例えば、樹脂成型など設備中心で生産する工程は、設備のメンテナンスを徹底する(日常点検、金型、治工具の清掃の徹底など)といった地道な積み重ねで品質向上につながるとお聞きします。無理のない現実的な対処法を徹底する活動が最も重要なのです。

3.指標実績値の収集とモニタリング

 指標目標値、改善アイテムが出た所で、現場での生産活動から生産数、工数、設備稼働時間、停止時間といった実績値を収集します。収集した実績値から指標を算出し、直単位、日次、週次、月次で目標値を達成しているかモニタリングします。

4.異常への対策、正常時のさらなる改善アイテムの抽出、目標値の見直し

 指標値が目標値をクリアしていない工程に対しては、なぜなぜを繰り返し、さらなる対策を検討し実行していきます。月次、年度で目標値をクリアしている場合でもさらに改善を行うための目標値を再設定していきます。

⇒以下、2〜4の繰り返し

図3 図3 生産現場の改善活動のあるべき姿(クリックで拡大)

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