大型・異形部品の手挿入工程を自動化する異形部品挿入機を発売FAニュース

パナソニック ファクトリーソリューションズは、プリント基板の実装工程向けに、電子部品の実装を行う異形部品挿入機「NPM-VF」を発表した。長さ130×幅35×高さ60mmの部品寸法に対応した。

» 2016年06月07日 07時00分 公開
[MONOist]

 パナソニック ファクトリーソリューションズは2016年5月25日、プリント基板の実装工程向けに、電子部品の実装を行う異形部品挿入機「NPM-VF」を発表した。

 NPM-VFは、対応部品寸法を従来機種の長さ22.5×幅14×高さ26mmから130×35×60mmに拡大。幅広い大型部品や異形部品に対応したことで、これまで自動化が困難だった実装基板の大型・異型部品の手挿入工程の自動化を可能にした。

 また、ボディチャック/ノズル/リードチャック/スイングノズルの4種類のヘッドモジュールを1ヘッド当たり最大3種搭載。部品供給部には、スティックフィーダー/ラジアルテープフィーダー/トレイフィーダー/ボウルフィーダーを採用し、さまざまな部品の供給に対応できる。2ビーム(2ヘッド)交互の挿入動作により、最高タクトは0.8秒(同社調べ)となっている。

 さらに、基板マーク/基板穴認識による基板位置補正のほか、部品リード/外形認識による部品位置補正、部品検査機能などにより、実装品質が向上している。オプションのアンビルユニットを搭載すれば、挿入済み部品のリードをカット/クリンチすることで、部品の脱落や浮きを防いで部品姿勢を安定化させ、基板品質向上につながるという。

 1時間に実装できる部品数は4500で、基板は通常50×50mm〜510×460mm、アンビルユニット装着時で最大460×400mmに対応する。単体生産の他、挿入機ラインにインライン化して生産することも可能だとしている。

photo 異形部品挿入機「NPM-VF」
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