IoT化に対応する新たな空間情報ソリューションの第1弾を提供開始製造ITニュース

日立ソリューションズは、新たな空間情報ソリューション「GeoMation」の第1弾として、「GeoMation 地理情報システム」の最新版と、同システムと3つの業務アプリケーションを組み合わせたサービスの提供を開始した。

» 2016年06月15日 09時00分 公開
[MONOist]

 日立ソリューションズは2016年6月2日、企業による空間情報の効果的な活用を支援する、新たな空間情報ソリューション「GeoMation(ジオメーション)」の提供を開始すると発表した。その第1弾として、「GeoMation 地理情報システム」の最新版と、同システムと3つの業務アプリケーションを組み合わせた「GeoMation クラウド型地理情報サービス アプリケーションサービス」を同月3日に発売した。

 同社は、これまで社会・官公庁分野を中心に、「エンタープライズ型地理情報システム GeoMation」などの空間情報関連のシステムを提供してきた。今回新たに、近年のIoT化に対応するため、データ収集からビッグデータの分析・可視化、データ更新までのトータルソリューションを幅広い業種に対して提供する。

 第1弾となるGeoMation 地理情報システムの最新版では、ビッグデータ対応を強化し、APIを拡充した。人や車の流れなどのGPS(全地球測位システム)情報を分析・集約し、ヒートマップやグラフ、等値線などで地図上にリアルタイムに表示するため、エリアマーケティングなどで活用できる。

 また、GeoMation クラウド型地理情報サービス アプリケーションサービスは、GeoMation 地理情報システムと、「顧客・会員管理サービス/エリアマーケティング」「自治体向け台帳管理サービス」「不動産用地仕入管理サービス」をそれぞれ組み合わせた3つのアプリケーションサービスを提供する。

 例えば、顧客・会員管理サービス/エリアマーケティングでは、企業が管理する顧客リストの住所情報などを用いて、顧客情報を地図上に自動表示する。これにより、営業担当者や管理者間で、迅速なデータの可視化が可能になるとしている。

 価格は、GeoMation 地理情報システムが3ユーザーあたり42万円から、GeoMation クラウド型地理情報サービス アプリケーションサービスは、サービスごとに1ユーザーあたり月1万5千円から(いずれも税別)となっている。

photo 空間情報のエコシステムのイメージ
photo 人流データをエリアマップに表示

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