公取委が認めてもまだ終わらない、キヤノンの東芝メディカル買収医療機器 メルマガ 編集後記

まだもう少しかかりそうです。

» 2016年07月04日 12時00分 公開
[朴尚洙MONOist]

 この記事は、2016年7月4日発行の「医療機器 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


公取委が認めてもまだ終わらない、キヤノンの東芝メディカル買収

 2015年度末に当たる2016年2〜3月にかけて医療機器業界で最も注目されたのは、東芝メディカルシステムズをどの企業が買収するかだったでしょう。

 2015年12月末に不正会計で揺れる東芝から売却方針が示され、日立製作所、ソニー、富士フイルム、コニカミノルタ、キヤノン、三井物産などが候補として取り沙汰されました。そして2016年3月4日締め切った2次入札に残ったのは、富士フイルム、コニカミノルタ、キヤノンです。

 そして東芝は同年3月9日、東芝メディカルシステムズの売却に関する独占交渉権をキヤノンに付与することを発表。同月17日には、東芝からキヤノンに東芝メディカルシステムズの株式を譲渡するための契約書を締結したとの発表を行います。キヤノンの株式取得金額は約6655億円です。

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